あなたがまだ知らない香港コメディの魅惑の世界へようこそ!

Animate HongKong Comedy

〜香港喜劇劇場〜

Top>『香港コメディ講座』

香港コメディ、これだけは押さえておきたい!

初心者のための香港コメディ講座

 2001年の『少林サッカー』の大ヒットで、日本でも香港コメディの知名度は一気に高まりました。2004年には『カンフーハッスル』も公開され、『少林サッカー』にはおよばないものの、やはり大ヒットしました。そんな時代のトレンドに乗りおくれていませんか?

 「香港コメディに興味があるんだけれど、なに見たらいいのかわからない」、「新しくできた彼女が香港映画ファンなんだけど、どんな話題をふったらいいのかな」、「もうすぐカレの誕生日、面白いDVDを贈ってあげたいんだけれど…」。だいじょうぶです!そんなアナタのためにこのページがあります。恋に恋こがれるアナタも、私の恋人は映画よっていうアナタも。さぁ、このページから新しい香港コメディの世界へふみ出しましょう!

『少林サッカー』

なにはともあれ、この映画は見とけ!ひとりで部屋でばか笑いしながら見るもよし。家族、友人、はたまた恋人といっしょに見るもよし。香港歴代興行収入1位はダテじゃない!老若男女、だれでも楽しめるエンターテインメントです。

原題: 少林足球 Shaolin Soccer 監督: チャウ・シンチー(周星馳) 脚本: チャウ・シンチー(周星馳) 音楽: レイモンド・ウォン(黄英華) 出演: 鋼鉄の脚シン=チャウ・シンチー(周星馳) ムイ=ヴィッキー・チャオ(趙薇) ファン(少林チーム監督)=ン・マンタ(呉孟達)  2001年作品

 さて、今このページを見ているアナタなら『少林サッカー』という名前くらいは聞いたことがあるでしょう。むしろ、もう見ちゃってるかもしれませんね。そういうヒトはこの項は読まなくてもだいじょうぶです。下へスクロールして、つぎの映画紹介を読んでみてください。順番に観ていけば、いつのまにかアナタも香港コメディ通に、っていうのがこのページのモクロミですから。

 まだ見たことのないアナタ。とりあえず近所のレンタルビデオ屋にダッシュして、1本奪取してくるべきです。すみません、つまんないですね。でも、映画はものすごく面白いんですよ。ひとことで言いあらわすなら、「週間少年ジャンプの熱いスポーツ漫画をそのまま映画にしちゃいました」っていう映画です。

 主人公は少林拳の使い手シン。一流の武道家である彼も、武道だけでは食べていけません。街のゴミ拾いをして貧しいながらもなんとか生計を立てていました。そんな彼に転機がおとずれます。それは、往年は黄金の右脚と呼ばれた名プレーヤー・ファンとの出会いでした。もっとも、彼もすでに見るかげはありませんでしたが。

 ファンのスカウトを受けたシンは、少林寺時代の兄弟弟子を集め、サッカーチームを結成します。名づけて“少林足球隊”!彼らは着々とトーナメントを勝ちすすみ、ついに決勝、宿敵デビルチームと戦うことになります。

 はっきり言って荒唐無稽。でも、この荒唐無稽さがだんだん病みつきになってくるんです。この映画はチャウ・シンチー(周星馳)の作品のなかでも、かなりわかりやすい作品です。今まで香港映画を見たことがなかったアナタでも、きっとさほど抵抗なく入っていけるハズです!

さて、ここでこの映画のいくつかの“お約束”をこのページをご覧のアナタだけにお教えしましょう。この項をじっくり読んで、映画を見ながら恋人にスマートに解説してあげてください(笑)

まずは“軽功”。これは中国特有の考えかたで、“内功”(からだの内側の気)と“外功”(いわゆる筋力)を鍛えることにより、まるで飛ぶようにからだを軽くする技のことです。『少林サッカー』では、おでぶちゃんが軽功の使い手です。

ゴールキーパーが触っていないのにボールを引き寄せるシーンがあります。これは“内功”の力によるものなんです。からだから発する気によって、触れていないものを引き寄せちゃうわけですね。はじき飛ばしたりもできます

最後に、この映画には少林拳太極拳の両方がでてきます。少林拳は“外功”型の拳法のトップ、太極拳は“内功”型の拳法のトップなんですね。それでああいうラストシーンが出てくるわけです。ほら、柔道なんかでもよく言うでしょ?

さぁ、この映画から香港コメディへの扉を開きましょう。あ、そうそう。もし香港コメディファンの方がここを読んでいたら。この映画、ある程度香港映画や武侠小説のお約束がわからないと、奥底までは楽しめないシーンもあるんですよ。もういちど見なおしてみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

少林サッカー デラックス版』DVD
本作のDVD版です。メイキング予告編初日舞台挨拶の模様も収録。アマゾンで見てみる

このページのトップへもどる

さて、『少林サッカー』は見てくれましたか?ここで読んだ知識で知ったかぶっちゃだめですよ。すぐにボロがでちゃいますからね。さぁ、じゃあ次の作品を紹介しましょうか。

『食神』

お次もチャウ・シンチー(周星馳)作品。ひいき?いやいや、これには深いわけがあるんです。

原題: 食神 The King of Cookery 監督: チャウ・シンチー(周星馳) リー・リクチー(李力持) 脚本: チャウ・シンチー(周星馳) K・C・ツァン(曾謹晶) ロー・マンサン(勞文生) 音楽: クラレンス・ホイ(許願) 出演: 周=チャウ・シンチー(周星馳) フォウガイ=カレン・モク(莫文蔚) 取引先の社長=ン・マンタ(呉孟達) 1996年作品

 さて、ふたたびチャウ・シンチー(周星馳)作品です。どうして彼の作品ばっかり紹介するのかって?それはもちろん管理人が彼の作品を愛しているからです(笑)でも、それだけじゃありません。アナタはもう『少林サッカー』は見ましたね。するとほら、『少林サッカー』の面白さを友人なり恋人なりと共有したくなります。で、うっかり話した友人が香港映画ファンだったとしましょう。チャウ・シンチー(周星馳)のコメディ役者ぶりについていろいろと意見を聞いてくる彼(あるいは彼女)。そんなときアナタが、「いやぁ、食神のときと比べると…」とか言えたら、ちょっとカッコいいじゃないですか?と、いうことで次はこの『食神』を見てみましょう。

 主人公である周は、「食神」とよばれる香港ナンバー1の売れっ子料理人。当然のように性格もひね曲がってます。しかし、その正体は名人というにはほど遠い始末。テレビではヤラセ番組をやっているし、味よりも儲けを優先したりと、資本主義の権化みたいな人物でした。しかし、自分の経営するチェーン店の新店オープン記念パーティの際に、取引先の社長や彼とグルだった弟子にハメられ、ナンバー1料理人の地位も、50店舗もあったチェーン店もすべて失ってしまいます。すっかり落ちぶれてしまった周は、さびれた路地で屋台をやっている女主人・フォウガイと出会います。ふたりは屋台街の仲間たちとともに、新商品「小便団子」を発明して新たにチェーン店を広げるまでになります。

 そして食神コンテストで彼を裏切った弟子を打ち負かすため、彼は料理の殿堂、中国は崇山少林寺で修行にはげみみます。そしていよいよ決戦のときは刻一刻と近づいてくるのでした。はたして彼は「食神」の称号をとりもどすことができるのでしょうか?

 『少林サッカー』でチャウ・シンチー(周星馳)を知った人は、この『食神』での性格ひね曲がりっぷりにびっくりすると思います。でも、彼はこういう役どころ、けっこう多いんですよ。でも、ストーリーが進んでいくにしたがって、だいたい矯正されていきますから、安心して見ていてください。

 『少林サッカー』を見たアナタなら少しは慣れたと思いますが、この映画でも“香港映画的”なアクションが随所に見られます。空中で材料を切り刻むみごとな包丁さばき。そして、皿の上にきれいに並んで落下する材料。こんなんでびっくりしちゃいけません。食神コンテストの審査員は、おいしさのあまり「鎮魂丼」という不思議な名前の丼ものの上を転げまわります。(といっても、CG合成ですのでご安心を。おばちゃんが丼ものまみれになるわけではありません。)『美味しんぼ』とかの描写を映像にするとこんな感じになるんだろうなぁ。

 ふたつ目の見どころ。それは少林寺十八銅人です。いきなり言われてもなんのことやらですよね。この人たちは『少林寺十八銅人』という映画がネタ元なんですが、この映画でもほんとうに銅色をしています。この18人がチャウ・シンチー(周星馳)とトランプをしたり、はたまた逃げようとする彼をボコボコにしたりします。

 3つ目の見どころは、ヒロイン・フォウガイを演じるカレン・モク(莫文蔚)の超ブスメイク。『少林サッカー』ではヴィッキー・チャオ(趙薇)がかわいそうなことになっていましたが、今回は彼女をさらにうわまわるブスさです。ふたりとも本当はかなりきれいな人なのに。彼には美人コンプレックスでもあるんでしょうか(笑)

 『少林サッカー』ほどストレートじゃないですが、香港コメディ初心者のアナタでもけっこう楽しめるはずです。家族で、はたまた友人と恋人と。ビール片手に気軽に鑑賞してくださいね。

食神』DVD 今なら20%OFF
この映画のDVD。今ならアマゾンで20%引きで購入できます!アマゾンで見てみる

このページのトップへもどる

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送